タイチェンマイで1,7500円のコンドミニアム(アパート)に住んでいました。私が賃貸したのは、デジタルノマド やブロガーの人も数多く住んでいる物件、「ホイ・ゲーォ・レジデンス(Huay Kaew Residence)」。
ホイ・ゲーォ・レジデンスの借り方・家賃・周辺環境・部屋の住み心地・賃貸する際に気をつけたいポイントなどについて紹介します。
2万円以下でも住み心地のいい部屋が見つかるチェンマイ。1ヶ月から借りられるので、短期滞在やおためしプチ移住、ロングステイを計画している方にいいですよ。
目次
- 1:ホイ・ゲーォ・レジデンス(Huay Kaew Residence)とは?
- 2:ホイ・ゲーォ・レジデンスは、どこにある?
- 2-1:部屋を見学する
- 2-2:気に入ったら仮押さえする
- 2-3:家賃はいくら?
- 2-4:契約の際に必要な書類と費用
- 2-5:光熱費は別払い
- 3:部屋の設備は?
- 4:シャワールームは?
- 5:洗濯機などの設備は?
- 6:セキュリティは?
- 7:シェアサイクルは?
- 8:住み心地は?
- 9:どのような人が住んでいる?
- 10:気になったポイントは?
- 11:ホイ・ゲーォ・レジデンスのおすすめポイントは?
- 12:周辺環境は?
- 13:住んでみた感想は?
- 14:ほかにもコンドミニアムはある
- 日本からチェンマイへの行き方と所要時間は?
1:ホイ・ゲーォ・レジデンス(Huay Kaew Residence)とは?
日本人ノマドのブログによく登場する「ホイ・ゲーォ・レジデンス(Huay Kaew Residence)」。写真でなら見たことがあるという人も多いと思います。
場所は、旧市街から徒歩数分もかからない場所にある「ガートスワンケーオ」という古びたショッピングモールの裏手(西側)にあります。水色と白の配色が目印のコンドミニアムです。
敷地内に6棟の建物があり、ざっと計算すると約600戸もの部屋がある巨大コンドミニアム。ホイ・ゲーォヶ丘(ほいげおがおか)団地という感じです(丘じゃないけど)。
2:ホイ・ゲーォ・レジデンスは、どこにある?
場所は旧市街の北西部から徒歩3~4分。地図を見て近くまで行けば、水色と白の外観の建物が並んでいるのが見えるのでわかりやすいと思います。ホイ・ゲーォ・レジデンスを見学・賃貸するまでの流れを紹介します。
2-1:部屋を見学する
ゲートを入るとすぐに事務所があるので「マンスリーで部屋を借りたい。」と伝えます。(タイでは、マンスリーのことを「マンリー」と発音することがありますが、ここでは英語でオーケーです)
部屋を実際に見せてもらうことになりますが、ここで注意ポイント。
部屋は基本的に、スタッフから提示された部屋(1部屋のみ)を見学することになります。
ある程度長期で住む場合は、部屋の向きや道路からの距離にも注目してみてください。
敷地内には東西南北に建物が建っていますが、西向きの部屋だと昼以降の時間に直射日光が入るので4月以降はかなり暑いはずです。南向きも同様に避けたほうがいいでしょう。
結構な交通量の道路が近くにあるので、道路側はうるさいかもしれません。
できれば、2~3部屋見学させてもらうのもひとつの方法です。
2-2:気に入ったら仮押さえする
部屋を見て気に入った場合は、すぐに契約できます。デポジットなどの準備の都合でその日に契約しない場合は、1,000バーツ預けて部屋を仮押さえしてもらいましょう。
2-3:家賃はいくら?
ホイ・ゲーォ・レジデンスは、1ヶ月から賃貸可能です。家賃は契約する期間により変動します。
現地でstudioと呼ばれている写真のワンルームの場合、
1ヶ月なら 6,000バーツ(21,000円)
3ヶ月以内なら 5,000バーツ(17,500円)
6ヶ月以上なら 3,500バーツ(12,250円)
※家賃は2019年3月時点のもの(1バーツ=3.5円ぐらいが目安)。ほかには家族向けの台所がついた部屋なんかもあります。
基本は、シーツやふとん、枕などがまったくなしの状態ですが、それらをレンタルする場合は1ヶ月+1,000バーツになります。
ここで注意ポイント。
例えば1年で申し込みをしたけれど事情があって途中で退去する場合でも、最初に1年契約したのであれば1年分の家賃の支払い義務が生じます。最初に申し込んだ契約期間にしばりが生じるのです。
滞在期間があいまいな場合は、短めの契約期間を設定しておき再契約する方法がいいかもしれません。
長期で住むことをすでに決めている場合は、6ヶ月以上で申し込みましょう。3,500バーツの家賃は、部屋の造りから考えると破格です。
2-4:契約の際に必要な書類と費用
契約の際は、パスポートを見せてデポジット(5,000バーツの部屋を3ヶ月契約した場合で10,000バーツ)と最初の1ヶ月分の家賃を支払えばオーケーでした。
3ヶ月で契約したためか、特にビザなどの確認はありませんでした。
契約書類にサインをしていきますが結構枚数が多いです。また、契約内容については一切の説明がないので、自分で書類を読んでおいたほうがいいです。
あとは、部屋の鍵をもらって入居します。最初は担当のスタッフが一緒に部屋までついてきます。部屋の状態を、20数か所チェックしながら書類に書き込んでいました。退去の際に壊れた箇所がないか照合するためだと思われます。
※このようにいろいろやることもあるので、チェックインには30分以上の時間がかかります。
2-5:光熱費は別払い
水道は、1ヶ月150バーツ。電気代は、1ユニット7バーツ。毎月次の家賃を支払う5日前ぐらいにメーターのチェックがあり、請求書が部屋のドアの下から差し込まれるシステムです。
※電気代の目安ですが、暑くない時期に電気ポットを使用、冷蔵庫・ドライヤーなどは使用しなかった場合で、150バーツほどでした(冷蔵庫を使っていないのであまり参考にならないかも)。
別のアパートを借りてみてわかったのですが、エアコンを使うと電気代が一気に(1,000バーツ単位で)跳ね上がります。
3:部屋の設備は?
建物内には、ストレスを感じないくらいのスピードを出すエレベーターがあります。
部屋は、広めのワンルームです。設備は、ダブルベッド、クローゼット、冷蔵庫、TV(NHKワールドと日本語放送あり)、机(鏡付きなので本来はドレッサーかと)、椅子、エアコン。
ただこれらのものがあるだけで、ハンガーや洗濯用の物干しなどはありません。
コンセントの差込口は、3箇所。うち1箇所はTVで埋まってしまうため、モバイル機器がたくさんある場合は、若干不便かもしれません。
入居したらすぐにエアコンをチェックすることをすすめます。私が借りた部屋は、かび臭い風が出るので中を見たら大変なことになっていました(2cmぐらいのほこりが積もっていた)。写真を見せて、すぐに無料で掃除してもらいました。
4:シャワールームは?
シャワールームは設備が新しくてきれいでした。広さもちょうどよく、手洗いのシンクの大きさも使いやすいと感じました。
お湯の量は、チェンマイで借りた他の部屋に比べるとたっぷりめな方で、熱さも申し分なかったです。チェンマイは12月あたりにけっこう寒くなることも多いので、シャワーの湯量は重要です。
5:洗濯機などの設備は?
コインランドリー、低価格のお水のマシン(浄水をボトルに詰められる)、コンビニ、タイマッサージの店、プールが敷地内にあります。
筋トレマシーンがおかれたジムもあるらしいのですが、最後までどこにあるのかわかりませんでした。
6:セキュリティは?
2箇所あるゲートに、24時間制で警備員の人たちが詰めています。住人が通るたびに敬礼してくれるのですが……。「スマホ見てていいよ」って心の中で思ってました。
コンドの各建物の玄関にもセキュリテイがかかっており、キーを近づけて開けるスタイルでした。
7:シェアサイクルは?
2019年5月までmobikeがあったのですが、撤退しました。ホイ・ゲーォ・レジデンスの近くには自転車をレンタルしているホテルなどがないようなので、旧市街あたりの自転車屋などに行って、月極で自転車をレンタルするといいかもしれません。
レンタル料なのですが、1日50バーツでレンタルしているホテルで聞いたところ1カ月なら「900バーツ」とのことでした。その時はmobikeもあった時なのでかなり高く感じたのですが、これぐらいがもしかしたら相場なのかもしれません。※金額は交渉してみてもいいかもですね
8:住み心地は?
これはもう「フツー」としか言いようがない。よくも悪くもない。住んでいて「いい部屋だな」と思うこともなかったですし、「ダメダメ」とも思わなかったという。マイナス点がないってことは、「悪くない」ということなのだと思います。
廊下や敷地内の公共エリア、プールは、毎日掃除されていてきれいです。ゴミは、各階に置かれた大きなゴミ箱に捨てるだけなので楽ちん。
9:どのような人が住んでいる?
欧米人の年配者が多い印象でした。かつてチェンマイを気に入って住み着いた人たちが、今や老齢にさしかかっているということなのだと思いました。杖をついたり車椅子に乗ったり、スーパーのカートを杖代わりに歩いてる方もおられました。男性率が高めでした。
日本語もたまに聞こえてきていたので、日本人もいるということなのでしょう。
タイ人もそこそこ住んでいるようでしたが、外国人とは棟が分けられているようでした。また、ホテルとしても使われているので、1~2泊だけ泊まる旅行者もいました。
10:気になったポイントは?
チェンマイのほかのアパートもそうだったのですが、「直床」と呼ばれる構造をしているようです。そのため、上の階のタイル床の音がダイレクトに響きます。隣との壁の防音性はかなり高いのに、上下の音はしっかり響きます。
11:ホイ・ゲーォ・レジデンスのおすすめポイントは?
部屋数が多いので、いつ行っても部屋が借りられること。あちこちさがすのが面倒な人やすぐに部屋を借りたい人にはおすすめです。
あとは立地がいいこと。旧市街に歩いて行けるし、「メイヤーショッピングモール」あたりも徒歩圏内です。
チェンマイって流しのタクシーがないのですが、「ガートスワンケーオ」にはタクシーが常駐していて、空港まで荷物と一緒に乗りたいときなどに便利です。
12:周辺環境は?
「メイヤーショッピングモール」やニマンヘミン通りまで歩いて10分弱。
スーパーの「TOPS」やフードコートがある「ガートスワンケーオ」の裏口がすぐなので、ちょっとした買い物に便利でした。
「ガートスワンケーオ」には、テーブルと椅子がおかれた休憩コーナーがたくさんあって、クーラーもガンガンに効いています。休憩やノマド作業にいいはず。

下にごはんが隠れています。白米・五穀米から選べます
1階フロアから階段を登ったエリア(入り口に雑貨屋あり)にある地元の人が利用する食堂コーナーには、テイクアウトとイートインの両方が利用できる屋台風の弁当屋が数軒並んでます。
30バーツで写真のようがお弁当がテイクアウトできてコスパ値最高です。
13:住んでみた感想は?
部屋にジェンダー適正があるかどうかは不明ですが、男性向けの部屋かなと思いました。
写真の通りずいぶん素っ気ない部屋なので、「ここいい部屋だなあ」とか「住み心地がいいな」という魅力にはやや欠けます。もともと「そんなものはいらん」という人が住むところなのかも。
14:ほかにもコンドミニアムはある
日本人が集中する物件(チェンマイ・ロッジなど)は、12月以降のハイシーズンになると早めに部屋が埋まってしまうことが多いようです。
そのような話を聞くと、ハイシーズンのチェンマイでは部屋が見つけにくいかのような印象を受けるかもしれませんが、そのようなことはありません。
チェンマイには戸数が少なめのアパートも含めて、ものすごい数の物件があるのです。普通に散歩していても賃貸物件はあちこちに見つかるぐらいなので、部屋が探せないなんてことはありません。
日本からチェンマイへの行き方と所要時間は?
飛行機で日本からチェンマイへ飛ぶ場合は、いったんバンコク(スワンナプーム国際空港)に飛び、国内線に乗り換えてチェンマイに行くことになります。
所要時間は、日本からバンコクまでが直行便利用で約6~7時間、バンコクからチェンマイへは1時間15分ほどです。
航空券を見てみる→ 乗り継ぎが必要な海外航空券をかんたん予約!skyticket.jp
まとめ
チェンマイのホイ・ゲーォ・レジデンスについて紹介しました。1~2ヶ月の短期ならホイケオを借りるのもおすすめですし、いったんホイ・ゲーォに落ち着いてから別のコンドミニアムで気に入るところを探すという使い方をするのもいいと思います。
【参考記事】
-
-
チェンマイ【タイバーツ両替レートがいいのはここ!】旧市街おすすめ店6つ
初めてのタイ旅行。チケットや荷物などの準備はできたけれど、気がかりなのが現地での両替! 空港に深夜便で着いた場合、真夜中でも両替ができるんだろうか? 土日を含む日程で行くんだけど、両替屋は開いているの ...
続きを見る