「Airbnb(エアビーアンドビー)に興味があるけど、トラブルが心配! という人は多いのではないでしょうか? 実際に利用してみて「最初のうちはスーパーホストの部屋を選んだほうがいい」という感想を持ちました。
その理由を、私の体験をまじえながら解説していきます。
初めて使うサービスには不安がつきものです。この記事を参考にして、できるだけトラブルなくAirbnbを利用してください。
1:Airbnbのレビューを見ただけではわからないAirbnbの実情
Airbnbで条件にマッチする部屋(リスティング)を見つけて、いよいよその部屋を予約してみようかなというとき、これまでに泊まったゲストが書いたレビュー(感想)を参考にする人が多いと思います。
私もそうでした。レビュー(口コミ)に書かれた評判を見て、いいことばかりが書かれている部屋を選びました。
けれども、このレビューには、問題点やデメリットがストレートに書かれていることは少ないのではと、台湾で5か所のリスティングを利用してみて感じたのです。
レビューと実際の部屋が違うことが多いなあ、なんでだろう? という感じ。
なぜこのようなことが起こるのか? それは、Airbnbのレビューのシステムにも理由があるようでした。
・Airbnbのレビューってどうなってるの?
Airbnbは、ホスト(部屋を貸す人)とゲスト(借りる人)の間でお互いにレビュー(口コミ評価)をつけられるようになっています。
レビューの書き込みができる期間はチェックアウト後14日間。その間にAirbnbから「レビューを書きましょう」というメールが届きます。
そのタイミングで書こうとする人の多くは、宿泊してみて満足感を感じた人に限られるのではないかと思います。
宿泊したときに少なからず不満を持った人は、「もう次回の宿泊はないなあ」と思うだけで、わざわざレビューを書こうとはしないのではないかと推測したのです。
・台湾で5箇所のAirbnbを利用した私の場合は?
満足度が高い部屋にはすぐレビューを書いた
自分自身がそうでした。「ほんとうにいい部屋だったし快適だった」、と感じた部屋については、すぐにレビューを書きたくなったしほかの人にも泊まってほしいと思いました。
英語が得意ではないので、ココナラ のサービスを利用して自分のレビューを英語に翻訳してもらい、日本語と英語でレビューを書き込んだほどです。
不満が残った部屋にはレビューしない
一方、「この部屋にはもう泊まらないかな」と感じた部屋のレビューは、積極的に書く気にはなれませんでした。
致命的な問題点はホストに直接連絡したりヘルプセンターに連絡できるのですが、設備や部屋の状況、ホストの対応など、いろいろ不満を感じていたとしてもよほどひどくないかぎりはクレームにはしずらいなとも感じました。
この場合、どうしても小さな不満は残ることになります。ほとんどの場合、不満を感じたホストのために時間を使いたいとは思わないですよね? その結果「レビューを書かない」ことを選択することになるのです。
・正直な感想を書けない理由はほかにもある
ほかにも、Airbnbのレビューに感じたありのままを書けない理由があります。
ホストとゲストがお互いにレビューしあい評価しあうAirbnbの性質上、クレームをレビューに書くことは、自分の評価や宿泊に影響を与えかねないのです。
Airbnbでは、部屋を予約するときにホストからの承諾がないと泊まれません。
クレームをレビューに書いたことで、「このゲスト、ちょっとやっかいだな」などと判断されて断られる可能性も考えられます。
Airbnbでは、レビューがゆるやかな監視システムとして機能しているのですよね。
2:Airbnbの部屋選びはなにを基準にすればいい?
レビューを読んでもマイナス面がわからないのだとしたら、なにを判断基準にすればいいのでしょうか?
やはり「スーパーホストが提供する部屋を選ぶこと」につきるのかなと。特に最初のうちは。
スーパーホストがいい理由は?
スーパーホストになるには、ゲストへのメッセージの返答率やレビューの書き込み率など、さまざまな条件をもとにした基準がもうけられています。(総合評価が4.8つ星以上を保っていること)
ゲストへのメッセージの返答率が高いことは、ホストがまめであることを表していると思えます。
レビューの書き込み率が高いことは、部屋やホストの対応に満足した人が多かったという判断の目安になります。
過去になんらかのトラブルや不満が発生している場合は、スーパーホストにはなれないと考えられる。そのため、スーパーホストであるかどうかは信頼できる基準になると言えるのです。
私が泊まったりやりとりをした範囲では、スーパーホストからの返信は早いし細かいところに気がつくなあと感心することが多かったです。
宿泊の当日に、「こちらは、きょう雨の予報があるので傘を持ってきてくださいね」とメールをくれたスーパーホストもいました。(台湾で)
3:Airbnbには隠れた評価システムもある
サイトに掲載されるレビュー以外に、Airbnbにはゲストが隠れて評価できるシステムが設けられています。
利用した部屋になんらかの不満があって、レビューを書かないまま放置した。そのような場合、後日「このホストの部屋どうでしたか?」というメールが届きます。
ホストには公開されない条件で、5段階の★★★★★の数で評価できるようになっているのです。
評価の採点は、「すごくいい★★★★★~すごく悪い★」の5段階。
レビューは書かなかったけれど、★をクリックするぐらいならできるという人は多いはず。私もこれならやってみてもいいと思いクリックしました。
クリックしながら、こんな評価の付け方もあるのだなと思いました。
このことからもわかりますが、スーパーホストの認定を受けているということは、このような表に出てこない評価でも得点が高いと予測できます。
その結論として、「最初のうちは、スーパーホストが提供する部屋を選んだほうがいい」ということになるのです。
ちなみに、私がすぐにレビューを書き込んだ部屋は、スーパーホストが提供する部屋でした。
まとめ
Airbnbでトラブルを避けたいなら、はじめは、スーパーホストが提供する部屋を選ぶことが大事という話でした。
スーパーホストの部屋を選ぶことで、大きな期待はずれやトラブルはかなり避けられると思います。