「ビレッジハウスは家賃が安いけれど、騒音や防音性は大丈夫?」「”生活音がうるさい”という口コミを見て不安になった」という方へ。
実際に住んでみた視点から、防音性・遮音性の実際、上下階や隣の生活音、そして一般アパートとの違いなどを、具体的にお話しします。
集合住宅なので騒音ゼロではありませんが、私の場合は一般のアパートのときよりも音もれは少なく、生活しやすく感じています。
騒音トラブルを避けたい方や、騒音が少ない部屋の選び方を知りたい方、住み心地が気になる方の参考になれば幸いです。
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ビレッジハウスの騒音問題を体験談で解説

ビレッジハウスより 部屋の一例
筆者が住むビレッジハウスは、1971年に建てられた RC造(鉄筋コンクリート造) の建物で、昭和の時代に雇用促進住宅として建設されたものです。
※住んでいるのは写真とは別の物件です
建物自体は築古ですが、国土交通省が定めた耐震性能や居住面積基準は満たしています。
個人的な感想として。建物は古いものの、コンクリートは重厚で造りはしっかりしている印象です。
現在貸し出されている日本全国のビレッジハウスは、ほぼ同じ年代に建設されているので、筆者の体験が参考になるかもしれません。
筆者が住んでいるのは4階角部屋

ビレッジハウスより
筆者が住んでいるのは4階角部屋 2Kの間取りです。※住んでいるのは写真とは別の物件です
入居を検討したとき、どの部屋に住めば騒音が少ないか? を考えて選びました。
ビレッジハウス・上下階からの騒音はある?
筆者は 4階建ての最上階 に住んでいるため、上階からの騒音はありません。また、階下からの音楽やテレビの音、話し声は聞こえたことはありません。
以前、一般のアパートの1階に住んでいたときは、上階の足音・テレビの音がほぼそのまま聞こえてきて、かなりのストレスでした。
そのため、ビレッジハウスでは 最上階を選択。結果、快適です。
(上階からの騒音は体験していませんが)ビレッジハウスは 上下階の防音性が高い と実感しています。
住人の家族構成にもよる
下の階の住人は一人暮らしの方です。 お子さんがいる家族連れなどの場合は状況が変わる可能性があります。
ビレッジハウス・隣の部屋からの生活音は?

ビレッジハウスより
筆者が住むビレッジハウスは、階段の両側に2住戸の入り口ドアが向かい合う構造になっています。
ドラマなどに出てくる昔ながらの団地の造りです。
筆者は音に敏感なため、建物の端っこにある部屋を選択しました。その結果、となりの部屋と接している共用壁は、 洗面所と浴室の壁だけです。
これまでのところ、隣の部屋から騒音と感じる音は聞こえたことがありません。
ビレッジハウス・注意したい生活音のポイント
筆者は 、単身で一人暮らししており、ほかの入居者も 単身や高齢者ご夫婦が多いです。これは、全住戸が2Kの間取りのせいもあると思います。
小さなお子さんがいらっしゃるような家族が居住者にいないため、ドタバタ走る足音や話し声など、騒音の可能性がもともと少ない環境です。
住人に左右される騒音もある
このあたりは、3DKなど部屋数が多い物件だと事情も変わってきそうです。
内見の際、上下左右の部屋の家族構成など、さしつかえない範囲で聞いてみるといいかもしれません。
ビレッジハウス・住民マナー違反による騒音は?
筆者が住む ビレッジハウス は、昼間でもかなり静かです。
ただ、午前中の限られた時間に、少し離れた部屋から 外国のラジオの音が聞こえることがあります。
開始と終了の時間が決まっているので、気にしないようにしています。
(同じ騒音でも、終わる時間がわかっていれば、意外に大丈夫だったりしますよね?)
ネット上の口コミでは「ビレッジハウスは騒音がひどい」と書かれていますが、すべての物件がうるさいわけではないです。
騒音ゼロではない
例外として気になるのは、ドアを強く閉める音(ドアバーン!)。階下の住人の生活習慣によるもので、かなりの轟音。
住民のマナーとしてはあまり快くはないけれど、朝と夕方の2回程度なのでがまんしている感じです。
ビレッジハウス・階段の昇り降りによる振動は?
以前、筆者が住んでいた一般のアパートでは、外階段の昇り降りの音がうるさく、廊下を誰かが歩くだけで 建物全体が揺れていました。
しかし、ビレッジハウス では建物自体がどっしりしており、振動を感じたことはありません。
ビレッジハウス・外の音は反響しやすい

ビレッジハウスより
筆者は、4棟あるうちのはしっこに建つ棟 を選びました。その結果、バルコニー(ベランダ)側には建物がなく、比較的静かに過ごせています。
ただし、間取り図の「洋室約4.5畳」側には 自転車置き場 があり、さらに別棟も建っています。
窓を開けていると、外の会話が かなりはっきり聞こえます。建物が両側にあるせいか、音が反響するのです。ビレッジハウスの遮音性は、あまり高くないと言えます。
うるさいとまでいかないのでストレスではないです。ただ、反響音の大きさに驚くことはあります。これは、ビレッジハウスに限らず、一般賃貸の物件でも同様かと思います。
ビレッジハウスの騒音について、参考になる口コミを紹介します。
防音と言うか、生活音は一般のアパートなどに比べると聞こえない方です。
ただRCゆえ、硬い物がぶつかる音に関しては響きます。
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ビレッジハウスの部屋選びで後悔したポイント

ビレッジハウス東二見ビレッジハウスより
ビレッジハウス入居後に後悔した点があります。それは 敷地の入り口に近い棟を選んだこと です。
筆者の物件では、宅配便や業者の車が敷地内に入る際、入り口の横長の重い鉄扉を開け閉めする方式 になっています。
入居してからわかったのですが、この扉の開閉音が 思った以上に衝撃音でした。
車の出入りが多い日、扉を強く閉める人がいるときは、正直ストレスを感じます。
内見のときはここまでチェックできなかったため、後悔しているポイントです。
ビレッジハウスで騒音が少ない部屋を選ぶには
ビレッジハウスで 騒音を避けたい場合 は、以下のポイントを意識すると良いです。
優先順位は個人の事情によりことなる(最上階はむずかしいなど)と思いますので、参考として。
騒音を避けるためにチェックしたい基本ポイント
-
はしっこの棟を選ぶ
-
最上階を選ぶ
-
角部屋を選ぶ
- 階段の両側に2住戸がある部屋を選ぶ
建物の造りから考えると、上階からの音はそこまで響かないと思われますが、筆者自身が体験したわけではないので確実ではありません。
また、敷地全体の建物の配置や、平日の周辺環境として、騒音のもとになる工場・店舗・線路・高速道路などの有無なども確認しておくと安心です。
さらに、
-
敷地内への車の出入り口の場所
-
駐車場の位置
もチェックしておきましょう。
建物の造りによって変わる騒音の影響
意外と見落としがちなポイントが「建物の造り」です。ビレッジハウスには次の2タイプがあります。
1:階段の両側に2部屋が並ぶタイプ

階段の両側に2部屋が並ぶ構造 ビレッジハウスより
筆者が住むのはこの階段の両側に2部屋が並ぶタイプ。
となりの部屋との境にトイレとお風呂がある構造になっています。お風呂の場所は、外から見ると紺色に塗装された窓の部分です。
生活音が響きやすいリビング部分が隣と直接くっついていない造りです。
このような構造の物件で端の部屋 を選べば、隣からの騒音はかなり軽減できるはずです。
2:ひとつの階にひとつの階段があるタイプ

ひとつの階に階段がひとつの構造 ビレッジハウスより
こちらは、ひとつの階にひとつの階段があるタイプです。
このタイプでは、部屋同士が隣接している形になり、洗濯機などの生活音が届きやすいかもしれません。
ビレッジハウスの公式サイトでは、建物の外観・間取りがチェックできるので、ぜひ確認してみてください。
騒音の改善はむずかしい
集合住宅につきものの騒音問題。
自分自身が騒音を出さないように気をつけることはできても、他人の生活習慣(TVを大きな音で見る、ドスドス音をたてて歩くとか)をお願いして変えてもらうのは正直ハードルが高いです。
しかも、その生活習慣は入居してみるまでわからないのが、悩ましいところ。
気になる点は内見時や入居前にチェックし、避けられるリスクは避けるという心構えで部屋選びをするのがベストかなと思います。
ビレッジハウスの騒音は大丈夫?
「ビレッジハウスの騒音は大丈夫ですか?」という疑問に対して、筆者の体験からの答えは以下の通りです。
-
ビレッジハウスは、比較的騒音が少ない構造 をしています。
-
ただし、居住者によっては騒音が発生する場合 があります。
-
また、部屋の選び方によって騒音の影響は変わる ため、選ぶ際に注意が必要です。
集合住宅なので、騒音なしとはいかない。家賃が安い代わりに防音性はそこまで高くない部分があるのは事実です。
騒音問題は、上下左右の住民のマナーにもかなり左右されます。
けれども、部屋選びの際に考慮することで、問題となる騒音の多くを防げる可能性がある、ということでした。
まとめ
最後になりますが、筆者が住む物件は、キッチン以外は和室で畳のある部屋です。
防音性の視点でみると、畳があることで階下からの音が少なくなっている可能性もあるのかな、と思います。
ビレッジハウスでは、畳の部屋が少なくなっていますが、防音性や遮音性、静かさな暮しを求める方は、畳の部屋を選択するのもおすすめです。
いい部屋がみつかりますように。
まずは内見から
気になる部屋があったら、まずは内見をしてみるのもひとつの方法です。内見自体は無料ですし、一つの物件につき2部屋程度の見学も可能です。
「物件を紹介してほしい」「内見したい」などの問い合わせ方法は、

ビレッジハウス公式サイト(住まい相談センター) の画面右下の「メールでお問い合わせ」をタップしてください。
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