LCC(格安航空会社)は航空運賃が安い反面、機内に持ち込める荷物の重量に制限があります。たとえば、ピーチでは「手荷物2個まで・合計7kg以内」と決められています。
中でも、ピーチ航空は手荷物の重量チェックが厳しいことで知られており、特に関西空港発の国内便では「容赦ない」との声もあります。
とはいえ、すべての空港で同じように厳しいわけではありません。実際に「那覇空港では重さチェックがなかった」という体験談も見られます。
那覇空港からピーチの国内線に乗る場合、手荷物の重量チェックはあるのか? そして、あるとすればどれくらい厳しいのか?
この記事では、そのあたりの実態をご紹介していきます。
※この記事は、特派員ムーガタが書いています。
ピーチ航空過去の荷物検査

ピーチは荷物検査がきびしいとはいえ、片道数千円でどこかに行けるのはありがたい限りです
ピーチ(Peach)航空は以前、那覇空港の第二ターミナル(専用バスでしか行けない倉庫のような建物)からの発着でした。
筆者も過去に何度か利用していますが、このころは必ず荷物の重量チェックがあったことを覚えています。
2014年ごろのツイッターに、このような書き込みが! 第二ターミナルは、2019年3月17日まで利用されていたので、下記は那覇空港第二ターミナルでのチェックだと思われます。
那覇空港のピーチ航空、重量計測は鉄壁の守り。航空券代が1300円だか荷物代2780円取られる pic.twitter.com/w8UsKh5Hwb
— 金しょたろう (@kimjonteran) July 5, 2014
「超過料金、ぜったいもらうからな!」という感じです。それにしても航空券代が1,300円って、こんな時代があったのですね。(遠い目)
第二ターミナルでの荷物検査がきびしかった理由
第二ターミナルで荷物検査が厳しかった理由として考えられるのは、ピーチ専用の保安検査場が設けられていたことです。
また、第二ターミナルでは搭乗便ごとに入口が区切られていたため、航空会社側も荷物チェックがしやすい環境だったのだと思われます。
実は筆者自身、かつて存在していたバニラエアを利用した際に、超過料金を支払った苦い経験があります。
そのときも第二ターミナルからの搭乗で、「超過した荷物は、送るか捨ててください」と突然言われ、対応しきれず、仕方なく約4,000円を支払うことになりました。(「捨ててください」はピーチでも言いませんよ?)
カウンターの担当者は「少しの超過ですよ?」とやわらかく話してくれていたのですが、近くにいたマネージャーのような人物が一言、「ダメ、絶対!!」と強い口調で対応。
今ふり返っても、かなり厳しい対応だったなと感じます。
現在は第一ターミナルビルからの発着
現在、ピーチ(Peach)航空も那覇空港の第一ターミナルビルから発着するようになりました。
これにより、以前あったバスでの移動がなくなり、ずいぶん楽になりました。もう、あの倉庫のような簡易ターミナルから出発しなくていい! (暑かったし、空調がうるさかった)
そして、さらにうれしいニュースがあります。
第一ターミナルビルからの発着に変わったことで、ピーチ名物とも言える「鬼のような重量チェック」が行われなくなったようなのです。
今回飛行機はpeach使ったんだけど、荷物重量制限が7kgで行きはしっかり測られたから帰りも測ると思い、
お土産買って重くなった分、超えるから1000円くらい払ってわざわざ家に送ったのに
那覇空港は重量検査なかったんだけど😢
手荷物2つ以上ある人もいるし笑
わざわざ送らなくても良かったわ😩— あきぶー(ニート) (@akiboo8888) July 7, 2023
今回ピーチだから頑張って7キロギリギリに荷物抑えたのに那覇空港では重量測られなかった😂
空港によってゆるが変わるんだ(笑)
それかタイミングか😏ということで日本に帰ります😢🌟
琉球王国ありがとう✈️✈️
また美しい海に会いにきます!! pic.twitter.com/RaQ8oK9JOm— たびきぶん (@tabi_kibun) May 22, 2022
しかし泡盛の古酒はどーしても買いたくて1本だけ買ったのですが、荷物に入れたら明らか重い…ヤバいな〜と思ってたんですが、那覇空港ではなぜかチェックイン時に重さチェックがなく、スルーでした。関空着いてからこっそり計ったら1kgオーバーしてました😅peachさんゴメンなさい💦💦
— shinobu (•ಲ•ʔ⋚⋚)و (@jellybns) May 9, 2022
どうでしょうか? 「きびしい荷物検査を覚悟していたけど、重さをはかられなかった」という口コミが複数みつかりました。
実際は?
筆者の実体験として、沖縄・那覇空港から関西空港行きのピーチ便では、手荷物の重量チェックは一度もありませんでした。
これまで那覇空港の第一ターミナルビルから10回以上搭乗していますが、毎回スムーズに通過できています。
その理由はおそらく、保安検査場が他の航空会社と共用になっているためです。
JALやANAなどの大手航空会社の乗客と同じ保安検査場を使うため、ピーチの乗客だけを個別にチェックするのが物理的に難しいのです。
そのため、
那覇空港から関西空港へのピーチ航空は、荷物検査(重さチェック)はない。
と思っていてまちがいないでしょう。
関西空港からの往復で利用した人は、「沖縄~関西の飛行機も荷物検査がきびしいはず~」と思ってしまいますが、実際は荷物検査(重量チェック)自体がないということですね。
重量のチェックがあることも?
ただ、那覇空港からのピーチ国内便について調べると、検査があったという人もいます。
こちらは、那覇空港から福岡行き。わずかな超過だったので、多めにみてもらえたということですが。
いったい、どのタイミングで検査があったのか不明ですが、これはレアケースでは? とも思えますね。
皆さん、おはよう☀
那覇空港に到着!
ピーチ荷物7kgセーフ🤣
計測したら7.2kg
スタッフさん見逃してくれた😊機内持ち込み2個、7kg以内
これ結構きつい。厳しい人だとアウトやな(笑)
福岡いってきまーす🏃 pic.twitter.com/MFzJjksG7e
— のんち🏖️ユタシク〜🤝 (@july1st_nonchi) November 28, 2023
もしかしたら、ピーチだけが保安検査場を使うような時間帯に、重量をはかられることがあるのかもしれません。
このあたりの基準は、不明です。
重量超過の対策は?
那覇空港からの国内便搭乗の場合。基本的に重量をチェックされない。が、された場合はどうするかについて、なんとなく考えておくのがよさそうです。
1~2kgの超過ならなんとかなる
1~2kgの超過の場合は、自分の身につけるという方法があります。
ズボンのポケットにいれたり、サコッシュやめだたない薄型バッグ・リュックに入れて背中側にまわして上着を着たりなど、方法はいろいろ。
パソコンの充電コードなど、けっこう重量があるものもありますよね。
そんなときは、ポケットが多いジャケットを着たり、「無印良品 燃えにくい素材を使ったアウトドア・エプロン」のようなポケットが多い衣類を身につけたりするのもひとつのアイデアです。
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このエプロンは、前だけではなく、うしろにも大きなポケットがついています。アウトドア用で丈夫なので、泡盛の3合瓶ぐらいなら入りそう。
体の前後をおおうスタイルなので、ぱっと見たところエプロンだとは思えないのがいいです。筆者も一度利用してみようと検討中です。
超軽量のスーツケースという方法もあり
「エプロンで荷物を運ぶのはちょっと……」という方には、スーツケース本体を軽くするという裏ワザもおすすめです。
一般的なスーツケースは「軽量タイプ」と書かれていても、だいたい2.5〜3kgほどあります。
LCCの7kg制限の中でおみやげも持ち帰りたい! という場合、スーツケースは2kg以下に抑えたいところ。
布製スーツケースならもっと軽く1kg~。これなら、LCC対策にはピッタリです。
実際、スーツケースの重さを2kg以下にすると、持てる荷物の自由度がかなり違ってきます。
筆者も実際に、布製の軽量スーツケースを愛用中です!
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※使わないときは、折りたたんでぺたんこにしておけるので場所をとりません。
※amazonが安いです。楽天市場だと5,000円超え。
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※ムーミンの絵柄がかわいい

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まとめ
今回は、【沖縄】那覇空港発のピーチ航空における荷物の重さチェックは厳しいのか? についてご紹介しました。
LCCの「手荷物7kg制限」は、旅行者にとって本当に悩ましいポイントですよね。
この記事が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
Have a nice trip! 素敵な旅を!