ビレッジハウスは家賃が2万円~3万円台の格安賃貸物件です。
2Kや3DKの広さながら家賃が安いことから、なにかからくりや裏があるのでは? と思っている方もいるのではないでしょうか?
実際のところ、からくりはありませんし、ちゃんとした理由があります。この記事では、ビレッジハウスの家賃が安い理由と仕組みについて紹介します。
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目次
1:ビレッジハウスの家賃が安い理由は?
ビレッジハウスが格安家賃な理由
- ①格安一括で買い入れた物件だから
- ②建物設備が古いから
- ③管理費(共益費)の支払いがない
- ④保証料の支払いがない
- ⑤長く住んでもらうために格安で貸し出している
- ⑥少しずつリニューアルして改装費用をおさえている
それぞれについて解説していきます。
①親会社が雇用促進住宅を格安一括で買い入れた
長い間、公的な団地として利用されてきましたが、2021年度(令和3年度)に廃止が決定。
その後、全国にあった雇用促進住宅1001棟9万9,005戸は、ソフトバンクグループ傘下の米国投資会社フォートレス・インベストメント・グループに2017年に売却されます。
そのときの売却価格が相場よりもかなり安かった(売却価格は1戸あたり数十万円程度だとか)のが、低価格の家賃が実現した理由です。
ビレッジハウスの家賃が安い理由は、「格安一括で購入した物件だから」が答え。
あやしくもなければ、からくりもないシンプルな理由でした!
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②建物が古い


部屋はコストをかけすぎずにきれいにリノベされている(床はフローリング柄のゴムマット)
ビレッジハウスは築30~40年の物件がほとんどです。正直、新築のようなピカピカ感はなく建物の古さをところどころに感じます。注:部屋はきれいです
ビレッジハウスの家賃が安く設定されているのは「物件が古いから」というのも理由でしょう。
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③管理費が別途請求されない
一般賃貸で請求されることが多い管理費(共益費)は、建物の共有部分の清掃やごみ処理の管理費として使われます。
ビレッジハウスでは、この管理費の支払いがありません。
というのも、内見や建物、敷地などを一括して地元の管理会社に委託しており、その費用をビレッジハウス側が負担しているからです。
通常、家賃に上乗せされるはずの数千円の「管理費の支払いがない」のも、家賃の安さにつながっているといえるでしょう。
④契約時に保証会社を通さない
一般賃貸契約ではほとんどの場合、保証会社加入は必須。家賃保証会社への加入が強制でその費用は入居者が負担します。
金額は、10,000円/年や賃料の10~30%程度が相場です。
ビレッジハウスは、この保証会社の利用なしで入居可能なので、保証会社に支払う費用がいりません。
また入居審査も自社で行なっているため、ビレッジハウス側が支払う保証会社への審査手数料なども発生しないのです。
月々の家賃に上のせされる「保証料の支払いがない」、自社で審査を行いコストを下げているのも家賃が安い理由のようです。
⑤長く住んでもらうために貸し出しているから
ビレッジハウスへの入居には、初期費用がかかりません。これは、できるだけ入居に際してのハードルを低くするためです。
入居した人にはできるだけ長く住んでもらいたいという理由からか更新制度もなく更新料がいりません。
初期費用ゼロ+家賃を安くする+更新料不要にするので長く住んでねというシステムなのです。
※2年以内で退去(解約)する場合はが短期解約違約金かかります。
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⑥少しずつリノベーションしているから
賃貸住宅などを貸し出すときは、すべてをきれいにリノベーションした上で入居募集をかけるのが一般的だと思います。
ビレッジハウスの場合は、少しずつリノベーションしています。
筆者が住む物件の場合、入居当時は外壁は昔のままで住人がいない住戸のドアなどはサビだらけという状況でした。(外壁がきれいになったのは、入居後2年ぐらいしてから)
リノベーションが完了した部屋を先に貸し出しながら、他の部屋のリノベーションを徐々に進めていくやり方も、賃料が安い理由のひとつかなと思います。
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まとめ
ビレッジハウスの家賃が安い理由について紹介しました。さまざまなコスト削減の結果、家賃が安くなっていることがわかりました。
ネット上でも以前は否定的な口コミもあったようですが(yahoo知恵袋など)、最近は20~30代、一人暮らしの人なども入居しているせいか「いわれているほど悪くない。結構いいよ」という口コミも投稿されるようになりました。
古さにはこだわらないよという人、落ち着いて家賃を抑えながら暮らしたいという人にはいい賃貸物件です。
探せば1万円台の物件もあるので、ぜひ物件探しをしてみてほしいですね。
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